平成19年10月5日発表の「美容師実技試験課題見直し報告書」(財団法人理容師美容師試験研修センター発行)により、国家試験のうち美容師実技試験の課題が従来と大きく変更されました。
新課題を導入する場合は、入学時から新課題による教育を受け、その卒業生が受験することになる時期から、新たな課題による試験を実施することになっています。
そのため、平成21年度入学の新1年生の教科書から新しい課題が適用されることになりました。新しく追加もしくは変更となった点は、下記のとおりです。
(1)カッティング部門では、レイヤーカット技術によるレイヤースタイルが課題になりました。
(2)パーマネントウェーブ部門では、引き続きワインディングが課題ですが、スタイル性の表現を考慮して、フロント左の生え際から右斜め後方に巻くスタイルが課題になりました。
(3)ヘアセッティング部門では、今までオールウェーブセッティングとローラーカールセッティングが課題でしたが、オールウェーブセッティングを引き続き採用し、ローラーカールセッティングは廃止になりました。
ワインディングに関しては、従来のオールパーパスの巻き方ではなくなったことが大きな変化です。
フロントから斜め後方に巻いてゆき、スライスダウンのときに間が開いている巻き方になります。これは国家試験では初めての課題です。
また、ヘアセッティングでは、ローラーカールセッティングがなくなったことで、受験生の負担が軽くなったのではないかと思われます。
こうした変化は、時代の潮流にともなって、いい意味で業界全体が新しく変わる予兆を感じさせます。